働かずに13万円!労働基準法26条に基づきコロナワクチンバイトで全額休業手当を支払ってもらった実体験を大公開

 

働かずに13万円!労働基準法26条に基づきコロナワクチンバイトで全額休業手当を支払ってもらった実体験を大公開

・シフトカット時の休業手当は労働基準法第26条で定められている

医師としてコロナワクチンバイトに従事していたぼくは、2021年7月に大阪市案件で確定していた15日間の勤務のうち、7日間を直前でシフトカットされてしまった。しかも大阪市は1円も休業手当を支払うつもりはないという。違和感を覚えたぼくは法律について調べ上げ、労働基準法第26条というものが存在することを発見した。労働基準法第26条では次のように定められていた。

労働基準法第26条
使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない。

つまり勤務が確定していたのに直前でシフトカットされることがあれば、本来もらえるはずだった給料の6割以上は休業手当としてきちんと支払ってもらえるということだ。ぼくはこの労働基準法第26条を根拠に大阪市の違法性を指摘するため、労働基準監督署に相談に行った。労働基準監督署もこれは絶対に休業手当をもらえるはずだと言い切り、大阪市に法律をしっかり守るよう指導してもらうための準備を整えた。

しかし結局は大阪市における医師のコロナワクチンバイトは雇用契約ではなく業務委託契約的な内容だと、労働基準監督署の上位機関である大阪労働局が判断したために、労働基準法第26条は適応されず休業手当をもらえることはなかった。労働基準法というのは雇用契約の時のみ適応される法律であり、業務委託契約では遵守する必要がないというのだ。

休業手当はもらえなかったが大阪労働局という権威がぼくの大阪市のコロナワクチンバイトを業務委託契約だと正式に認めたことにより、ぼくはブログ収入と同時に大阪市のコロナワクチンバイトの報酬も事業所得として確定申告し、かなりの金額を経費で節税することに成功したので結果オーライだった。

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・休業手当なんて本当はもらえないのではないかという疑い

しかし大阪市の経験から、ぼくは労働基準法第26条なんて飾りのようなもので実際には社会できちんと適応されていないのではないか、シフトカットされてもこの世知辛い世の中では休業手当なんて本当はもらえないのではないかと疑うようになった。

大阪市のコロナワクチンバイトの内容を吟味し、雇用契約的か業務委託契約的かの判断項目を自分で見比べてみても、どう考えても雇用契約的だと思うのだが、大阪労働局はこれをどう判断して業務委託的だという結果を出したのだろうか、理解に苦しむ。もしかして大阪市と大阪労働局は癒着しており、医師に休業手当を支払わなくていいように取り計らった可能性というのもあるのだろうか。

何はともあれ休業手当をもらえるなんて信じる方が愚かなことで、社会には働かないのにお金をもらえる休業手当という都合のいいシステムなんてどうせ存在しないのだろうと不審な思いを抱くようになった。もし労働基準法第26条が適応されそうな状況になったら、大阪市のようにこじつけや言い訳を並べて労働者に休業手当を支払わなくていいように事実を捻じ曲げてしまうのではないだろうか。

それならば何のために労働基準法第26条は存在しているのだろう。社会というものはぼくが考えているほど嘘つきでズルくて小賢しいものなのだろうか。

 

・衝撃!Amazonは労働基準法第26条に則り10割の休業手当を支給してくれた

大阪市によって植え付けられたそのような根深い疑いを、完全に晴らすような機会がぼくに訪れた。それはAmazonの職域接種のコロナワクチンバイトに従事する時のことだ。ぼくはm3を通じて2021年8月31日のAmazon職域接種に申し込み、8月25日に勤務が確定された。時給は2万円と高時給で日給は13万円だったので効率的に金を稼ぐことができる。

めでたく勤務が決まってよかったと思ったのも束の間、8月27日に突然ワクチン接種業務が中止になったとのメッセージが届いた。がーん!せっかくいい案件が確定したのに!しかしフリーランス医師のリスクは常にこのようにシフトカットされる可能性があるということだと、大阪市の案件で学んでいたのでそこまで驚きはしなかった。どうせ今回も大阪市のように休業手当なんて1円もくれないんだろうなーと思いながらメッセージを読んでいると、そこには驚愕の事実が記されていた!

直前のご連絡となり大変申し訳ありません。 今回、本会場でのワクチン接種業務の中止が確定致しましたので連絡させていただきました。 本応募に対して『勤務確定』の通知をさせて頂きましたが、今回ワクチン接種の計画が急遽変更になり中止となってしまいました。 せっかく予定を抑えていただいたにも関わらず誠に申し訳ございませんが、本勤務確定をキャンセルとさせて頂きたく存じます。 今回急な変更となりますので、給与に関しましては予定通りご勤務いただいたものとして保証させていただきます。 確定後のキャンセルとなり誠に恐縮ですが、ご容赦いただけますと幸いです。 何卒宜しくお願い申し上げます。

「給与に関しましては予定通りご勤務いただいたものとして保証させていただきます。」…えええええ!Amazonは神か?!いや違う!これが普通なのだ。だって労働基準法第26条に休業手当についてきちんと定められているではないか!法律を守るAmazonは正常で、それを守らない大阪市が異常なだけだ!それに気がついた時、大阪市という組織のおかしさを今更ながら強く実感させられた。

しかもAmazonからのメッセージには「せっかく予定を抑えていただいたにも関わらず誠に申し訳ございません」と書かれてあることに感動した。そうそうこの気持ちが大事じゃない?!勤務が確定したのだから、労働者は自分の人生の貴重な時間を労働のためにきちんと取っているのだ。労働のために取っている人生の時間の大切さがわかるなら、大阪市のように無料で医師をシフトカットしてやろうなんて死んでも思わないはずだ。逆に人の人生の時間の大切さをわかっていないから、労働者を心を持った人間としてではなく歯車か部品のようなものとして見下しているから、そのような横暴な態度を取ることができるのではないだろうか。

Amazonがまるで神か仏のように見えたが、Amazonはきちんと労働基準法第26条を守っただけで、法治国家において当然のことをしたまでである。逆に労働基準法第26条を守らずにおかしな言い訳やこじつけを繰り返し、1円も休業手当を支払わなかった大阪市という組織は一体何者なのだろうか。理解に苦しむ。

しかしAmazonの素晴らしいところは、休業手当は6割以上と定められているのだから本来ならば6割でもいいのに、働かなくてもちゃんと全額の給料13万円を支払うと言ってくれたことにある。これぞ労働者を大切に扱っている雇用主の鏡ではないだろうか。大阪市は見習うがよかろう。

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・大阪市とAmazonの違いは何に由来するか

しかし労働基準監督署から指導を受けても法律を守らずに1円も休業手当を支払わない大阪市と、法律をしっかり遵守するどころか10割払ってくれるAmazonの違いって一体何なのだろうか。普通ならばAmazonのような民間企業よりも、国民から税金を吸い取って成り立っている大阪市という行政の方が、きちんと国民のお手本になるように法律を遵守し模範的な行動を取るべきなのではないだろうか。それともどのような無法な振る舞いをしようとも税を吸い取れる権力システムは確立されているので安心ということだろうか。

ぼくは何もお金が欲しいなんて主張しているわけではない。人を人として見ることができ、どのような人にも心があり、それぞれの人生の時間はかけがえのない大切なものであることを知っているのなら、愚かな行動は慎むべきだと感じているだけだ。そしてそのような人としての気持ちを忘れてしまった時に人は、他人の生命や心をゴミか部品のように簡単に捨て去ることを厭わなくなるのだろう。

 

・法治国家の日本では労働基準法第26条がきちんと稼働していた

何はともあれ、法治社会の日本においてきちんと労働基準法第26条は守られていた。それを知ることができただけでもAmazonの一件は価値のある経験だった。社会には大阪市のように勤務直前にシフトカットしたにも関わらず1円も休業手当を支払わない組織だけとは限らないのだ。

そしてこれからの1年以上のコロナワクチンバイトの活動により、ぼくはAmazonのようにきちんと労働基準法第26条に則り休業手当を支払ってくれるところがほとんどで、大阪市のような組織は非常に珍しいと知ることになった。Amazon以外にも東京都練馬区、立川市は10割の休業手当が、東京都八王子市、兵庫県では6割の休業手当がきちんと支払われた。結局休業手当を全く支払わなかったのは、大阪市だけという結果になった。

したがって自分自身の経験上、労働基準法第26条を守らない大阪市がいかに他の組織とは違う異常性を持っているかということを実感させられた。今からでも遅くないので、シフトカットした医師たちにきちんと休業手当を支払ってはどうだろうか。しかしそうなるとぼくの大阪市の報酬は事業所得ではなくなってしまうので、ぼくとしてはどちらでもいいところではある。

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